宮城にて(塩釜)

 先々週、5年ぶりに訪れた塩釜。妻からうまい鮨屋があることは聞いていたが、せっかく塩釜に宿をとったからと二人で足を運んだ。

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 さんまのお刺身。今年は不漁のため地元の人も口にしていないという…メニューにあったが値段がない。でも食べたかったので注文した。痩せているせいか、縦長に切り揃えてある。この切り方は初めてだったが、ほどよく脂がのってうまい。
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 ご当地の日本酒、阿部勘は外せない。地元で味わう酒は格別にうまい。調子よく他の酒も色々飲んでいたら、大崎の大和伝もいきますか〜とカウンター越しの若い板前さんからすかさずオーダー。ん?

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 目の前の冷蔵ケースにあった赤貝。これもいきましょうか〜的なノリで勧められて出てきたら、一つの貝でちょうど6貫取れると目の前に並べられて驚いた。そんなの聞いてない。これいくら?とも聞けず。

 ま、そんなこんなで、ほかにも色々ありますが、お金持ちを相手にいつも商売しているのでしょうな。私には、ちと、辛いところが御座いました。鮨の味はいいけど、店の味が、なんか合わないねぇ〜

 妻が前に来た時とは店の感じが全く変わったみたいで、前はもっとアットホームな感じだったらしい。当時は店主が代替わりしたばかりで先代の感じが残っていたのだろう…時が経って変わってしまったと。お店作るのは人ですね。

 

 翌朝、ホテルでの朝食。

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 私はカレー、スープカレーに近いあっさりした味でした。

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 妻は和食
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 朝食のレストランからの景色。

 食事を運んできてくれた年配の女性が

 「今朝は曇りで、天気がよくないけれど、雨が降らないといいわね」

と笑顔で話しかけてくれた。

 その表情と言葉で、心にあった昨夜のもやもやした霧が不思議と晴れていった。

 救われた感じ。。。

 外では、ちょうど石ノ森章太郎のマンガをラッピングした電車が走っている。

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 グランドパレス塩釜。このホテルは好きだ。