宮城にて (仙台)

 先週、一週間の休みをとって妻と二人宮城県を旅した。5年前に1年間、私は宮城県石巻市東日本大震災の復興支援で働き、妻も石巻でボランティア活動をしていた。私はそれ以来の宮城県、5年ぶりである。

 昨日の月曜日、久しぶりに職場に行くと、職場の人から、ボランティアで?と聞かれ、さらには、支援に?と一人ではなく数名に言われた。たしかに台風19号の直後、被災地に行ったのだからそう思うのも仕方ないのかなと思いながら、「遊びです!」「プライベートです!」と答えた。私はそんなにいい人ではない。

 さて、宮崎に帰ってきてやっと落ち着いてきたので、旅の話をポツリポツリと書いてみようと思う。

 

 10月14日の月曜日。宮崎から東京を経由して仙台に向かう。仙台は小雨でなんとか傘は要らなかった。私は、5年前の同僚と会うために仙台泊まり、妻は別れて石巻市に行く予定だ。しかし、仙台市内の電車は台風の後遺症でほとんど運休していて、石巻市にも電車で行くことが出来ない状態であった。でも高速バスは運転していることがわかり、バス停に行くと長蛇の列ができていた。次のバスには乗れないかもしれないな〜私は気の毒に思いながら、列に並ぶ妻を残して駅の反対側のホテルに向かった。

f:id:masapune7:20191022100218j:image

 台風の影響で、駅に向かう歩道橋のエスカレーターが止まっていた。重たい荷物を抱えて階段を登り、荷物を引きずりながら駅の反対側へ。台風の影響が、ここで自分に降りかかるとは!ようやく駅を抜けてホテルのある方向を眺める…ホテルがない?どうも地図と合わないので駅の出口を確認すると、おっと思っていたのと逆の出口。実は妻を見送ったバス停の出口でよかったのだ。荷物を引きずりながら来た道を引き返し、壊れたエスカレーターを横目に、またまた荷物を抱えて階段を降りた。バス停をみると妻の姿は消えていた。乗れたようでほっとした。思えば、私は道を間違えることが自慢ができるほど多い。またやってしまった。。。

 仙台の夜は、同僚と一献。郷土料理と日本酒のお店。台風の影響で3名がドタキャンだったが、集まったメンバーで明るく語らった。郷土料理の店ということで、牛タンなどの名物料理が並ぶ中、最後のほうでニンニクの丸焼きが出てきた。同僚は、えっ、ごれニンニクって青森でねーのか?と笑って言った。そんなこともありながら、懐かしく、楽しいひとときであった。