秋の夜長のクラシック

ジネット・ヌヴー。1919年フランスで生まれ、30歳の若さで亡くなった稀に見る天才的な女性のバイオリニストです。
ピアニストの兄と世界ツアーの途中、飛行機の墜落事故に遭いました。


と、偉そうに知っているわけではなく、ウィキペディアに書いてありました。

すみませーん、誰に謝っているのかわかりませんが、今、初めて聴いています。


もし生きていれば、ちょうど100歳ですね。


今夜は、彼女が弾く、ベートーベンの有名なバイオリン協奏曲を聴いています。


もう70年前とは思えない彼女のソロは、柔らかで艶やかなバイオリンの響きに、繊細な感情の起伏を、絶妙なテンポと強弱で織りなしていきますーー
さすが、いい演奏は色あせません。


この曲は、コンサートでもよく演奏されているし、別の演奏者のCDも聴いているので、聴き比べるにはいい曲でした。


聴いている途中、なんか、目頭が熱くなったりして。


40分ある曲を、リピートして、今2回目聴いています。


ただ今第1楽章のクライマックスです〜彼女のアドリブソローーああ、涙。


ひとりの夜の特権です。